福岡市西区の外壁塗装、屋根塗装、店舗塗装、建築塗装全般施工のPAINTEC 佐伯です。
塗替え・塗装工事を検討するにあたり、
▼自宅の塗装にはどんな塗料を使えばいいのだろう?
▼メーカーや種類がたくさんあるけど、どれを選べばいいだろう?
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
業者の提案する塗料だけでなく、塗替えや各種塗装検討する際の知識の足しにしてください。
今回は各塗料メーカーの特徴や塗装の選び方を解説します!
外壁塗装や屋根塗装を検討していて、どんな塗料を使えばいいのかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次 |
主流の塗料メーカー3社と代表的な塗料
現在日本国内における主流の塗料メーカー3社とその代表的な塗料をご紹介します。
塗料業界の国内シェアは主流の3社が9割弱を占めています。
2019~2020年は日本ペイントHDが51%、関西ペイントが30%、エスケー化研が7%です。
日本ペイント
日本ペイントは、1881年に創業した日本初の塗料メーカーです。現在でも国内外業界シェアは上位になっています。
建築用をはじめ車輌、船舶用や電気機器用、家庭用といった塗料全般の製造・販売をしています。
塗料以外にも、表面処理剤や電子部品材料、化学工業製品を取り扱っていて、事業を幅広く展開している企業です。
外壁における代表的な塗料は「パーフェクトトップ」や「オーデフレッシュSi」等です。
上位フッソ塗料や無機系塗料もありますが、高耐久で長く美観を保ちたい方にはコストパフォーマンスの面でもおすすめです。親水性(雨水で外壁の汚れを洗い流す機能)が高く、美しいツヤが特徴です。
関西ペイント
関西ペイントは、1918年に設立され、世界売上は塗料業界で上位を誇る塗料メーカーです。
住宅の外壁や屋根の塗装に使用される建材用塗料だけでなく、防食用塗料や自動車補修用塗料、船舶用塗料など、さまざまな塗料を製造・販売しています。
接触感染対策シリーズ等も開発され様々な用途で使用されています。
関西ペイントが外壁における代表する塗料は「アレスダイナミックトップ」と呼ばれる建築用塗料です。高耐久で、トータルコストを抑えたい人におすすめです。
特徴は専用の強化剤を使用することにより湿気(湿潤面)(高湿度)に強く、多少の雨でも塗装が可能な点で雨による工期の遅れが少なくなります。
エスケー化研
エスケー化研は、1955年に創立した塗料メーカーです。2017年に「建築仕上げ用塗料」で、日本国内シェアを50%以上獲得した企業。
外壁・内壁の建築仕上げ塗料や屋根塗材、下地塗材のほか、耐火断熱材や断熱材、省エネ型建材などの製造・販売も行っています。
外壁での使用頻度も高いメーカーであり、代表的な塗料として「クリーンマイルドシリーズ」や「プレミアムシリコン」「セラミシリコン」などがあります。
高耐久のため何度も塗装する必要がなく、ライフサイクルコスト(住宅の生涯に掛かる費用)を抑えられます。外壁だけでなく、鉄部や木部にも使用できる点も利点です。
主流3社以外の塗料メーカー紹介
上記でご紹介した主流3社以外の塗料メーカーをご紹介します。
ロックペイント
ロックペイントは、1929年に創業し、大阪に本社を置く塗料の製造・販売している企業です。
自動車用塗料が主力商品で、自動車整備工場やカー用品店を中心に強い販売網を持っています。
水谷ペイント
水谷ペイントは、創業が大正11年と長い歴史があり、大阪に本社を置く塗料メーカーです。
他社にはないユニークな塗料を製造していて、酸素を遮断することにより燃えにくさを実現した「ナノコンポジットW」が主力商品となっています。
屋根に使用する塗料にも定評がありオススメです。
KIKUSUI(菊水)
KIKUSUI(菊水)の呼称で知られている「菊水化学工業」は、愛知県を本社に置く総合塗料メーカーです。
戸建てはもちろん、マンションや倉庫、工場といった大規模な建物の下地から仕上げまで、様々な塗料があります。
大日本塗料
大日本塗料は、1929年に設立された大阪に本社を置く塗装メーカーです。
東京スカイツリーや東京ゲートブリッジといった大規模な産業施設の施工実績があります。
構造物・重防食塗料や建築・工業など様々な塗料があります。
TOHPE(トウペ)
TOHPEは大阪に本社を置く塗料メーカーです。
産業向け塗料が主力で、横断歩道のような路面標示材は高いシェアを誇っています。
水性塗料で溶剤塗料以上の硬度を発揮する塗料などもあります。
日進産業(ガイナ)
日進産業は1977年に創立し、東京に本社を置く塗装メーカーです。
「ガイナ」と呼ばれる断熱・遮熱塗料が有名で、高いシェアを誇っています。
【補足】ハウスメーカーのオリジナル塗料ってどうなの?
ハウスメーカーのオリジナル塗料は、自社で製造した塗料ではない場合があります。
たとえば、完全オリジナルで製造しているわけではなく、購入した他社の製品をオリジナル商品として販売しているケースなどです。
業者から「うちの塗料はオリジナルで、外壁との相性がいいですよ」「外国で人気で長持ちします」と言われることもあるでしょう。
しかし、鵜呑みにはせず、製造元など商品についてくわしく聞いてみましょう。
外国シェアが高い場合でも日本の環境下においては国内で品質試験を行い製造した塗料の方が適してる場合もあります。
一概にオリジナル塗料が悪いわけではありません。しかしオリジナルの塗料でなければダメということもありません。
他の製品と比較・検討してみましょう。
塗料の選び方の基準
塗料選びは、次の3つがポイントになります。
- 塗装の予算をどれくらいにするか
- どれくらいの耐用年数を考えているか
- 塗料の機能性は何を重視するか
この3つのポイントを意識することで、どの塗料がマイホームの外壁塗装や各種塗装面にぴったりなのか、選びやすくなります。
塗料だけでは決まらない塗装の質
外壁塗装や屋根塗装、内壁天井など塗装面は様々ですが、グレードの高い塗料を使いさえすればいいわけではありません。
塗装の質は、塗料と外壁材との相性、工程・施工管理、工事の丁寧さ、塗る人の技術力など、さまざまなものに左右されます。
どれだけハイグレードの塗料を使用しても正しい知識・経験・技術が揃ってなければ性能を十分に発揮できない他、却って見た目が悪くなり美観を低下させてしまいます。
経験に裏打ちされた正しい知識・技術が揃ってこそ資産を美しく、たくましく蘇らせることができます。
業者に依頼する場合は、信頼がおける業者を選びましょう。
ホームページをみて施工実績を確認したり、調査・訪問見積り時の様子や雰囲気
実際に施工する人を確認するのも参考になります。
塗料メーカーに好みの色を注文できる?
結論から申しますと、「可能」です。
一般的には、塗料の色は塗料メーカーがあらかじめ用意している標準色から選びます。
なぜかというと標準色とは景観や人気などを考慮したうえでメーカーが提案するものであり、
いわゆる「失敗しない」色選びができるからです。
好みの色だけで注文をして「奇抜すぎた」「景観にそぐわない」「思ってたのと違う」等のリスクは減ります。
しかし多くのメーカーでは、調色(色を混ぜ合わせて、様々なカラーを作ること)をおこなってます。
色のサンプルや実際に塗装された写真があれば、その色で塗装できるか、業者に相談してみるのもいいですね。
外壁塗装を検討中の方へ
外壁塗装を検討中の方は失敗しないためにも、気をつけるべきポイントがあります。
- 費用相場を知ること
- 業者選び
- トラブル対策
費用相場を知ること
自宅の外壁塗装を検討するとき、やはり問題になるのが費用です。
工事にかけられる費用は品質へ繋がりますし重要な点です。
低価格だけでは良いモノ・サービスを行うことができませんし高ければいいというものでもありません、
相見積もりはもちろん、施工に対する責任や考えなども注視してください。
相場については こちら のコラムで紹介しています。是非参考にしていただければ幸いです。
業者選び
業者を選ぶ際の注意点は、信頼のおける「優良業者」か、それとも「悪徳業者」かを見分けること。
しかし、具体的にどのようにして見分ければいいかわかりませんよね。
別のコラムで「業者チェックリスト」を紹介しています。気になる方は こちら をご覧ください。
トラブル対策
外壁塗装にはトラブルがつきもの。業者や近隣とのトラブルなど、多岐にわたります。
トラブル無く無事に完工できるように全力を尽くしますが、万が一トラブルが発生した場合、どのように対応すればいいでしょうか?
トラブルで苦労したくないとお考えの方は こちら をご覧ください。
〆まとめ
塗料メーカーの特徴や塗料の選び方をご紹介しました。
塗料といっても種類は多くあり、メーカーも数多くあります。
これからも長く住み続けるためには、外壁塗装は欠かせません。
後悔しないためにもすべて業者任せではなく、できる準備、最低限の知識の足しにして頂ければ幸いです。
PAINTECでは様々な塗装のご依頼を承っております。
是非お気軽に お問合せ・ご相談 ください。